演奏家のジストニアと言う病気
私は2016年、演奏家のジストニアに罹りステージでの演奏活動が出来なくなりました。
それは私自身の存在を否定されているかのようで、想像を絶する悲しみと向き合わなければならない日々でした。
けれども徐々に生徒さん達がピアノを奏でてくれる事で癒やされている事に気がつきました。
私の代わりに生徒さん達が私の夢を叶えてくれているのです。
ピアノのレッスンはお一人お一人の人格形成や人生に関わる大切なお仕事です。
私が体験して来た幸せな事も、そうでない事も全てを糧にレッスン出来ればと願っています。
ジストニアを体験したからこそ、脳にとって楽しい、幸せ、体にとって無理のないレッスンを目指します。
【演奏家のジストニア】
現在のところ、この病気の完全な治療法はありません。
以下ネットよりコピペした物になります。
脳の運動野には、身体の各部位を制御する領域(運動マップ)があります。音楽家は繊細な動きを長時間反復するため、脳の運動マップが異常に変化し、指や手の動きが過剰にリンクしてしまうことがあります。
具体的な例• ピアニストの薬指と小指が無意識に一緒に動いてしまう• ギタリストの左手の特定の指が勝手に曲がる• バイオリニストが左手のポジション移動をうまく制御できなくなる・速い動きが出来なくなる
通常、運動マップは明確に分離していますが、過剰な練習により境界があいまいになり、意図しない筋肉の活動が生じるのです。
プロの音楽家は1日に8~10時間も同じような動きの反復練習を行います。特定の動きを繰り返しすぎることで運動パターンが固定化され、異常な動きが学習されてしまうことがあります。•同じフレーズを何千回も繰り返す•指や腕に過度な負担がかかる•筋肉の緊張が慢性化する原因は分かっているものの、この練習はプロの音楽家になるため、プロとして活動を継続していくためには必要不可欠であるため、音楽家にとってジストニアの発症は非常に防ぎにくいものです。